イギリスは古くからケルト文化が受け継がれており、各地にスピリチュアルスポットと呼ばれる場所が点在しています。ストーンヘンジなどは広く知られているのではないでしょうか。今回はイギリス南西部に位置するグラストンベリーをご紹介します。街の中心部から少し歩きますが、トア(Tor)と呼ばれる小高い丘の頂上に聖ミカエルの塔(礼拝堂跡)がそびえ建っています。大天使ミカエルと関連のある場所です。またUFOや宇宙人の目撃があったりゼロ地場になっていたりと世界有数のパワースポットとして人気が高まってきています。
イギリスのスピリチュアルスポットといえばグラストンベリー!小高い丘の上にあるトアと呼ばれる場所には必ず行くべき場所としておすすめです。トアまでの道順を写真付きで説明しています。ではさっそくスピリチュアルジャーニーをお楽しみくださいませ。
ロンドンからグラストンベリーへ/行き方
ロンドンから西へ約210km、車で約2時間45分の場所です。電車で行く場合は、ロンドン・パディントン駅からブリストル駅へ行き、ブリストル駅でローカルバスに乗り換えて約3時間30分です。(他にも違う行き方ができますが乗り換えが少ない道順をお伝えしています。)
ロンドンからは乗り換えなしでブリストルに行ける電車に乗ると楽でしょう。ブリストル駅に着いたら駅の出口をまっすぐ歩いて大通りに出ます。そうしたら左に曲がったところにバス停がありますので29番のバスが止まるバス停を見つけてください。1時間に1本の割合で運行しています。
ブリストル駅に着く前、または着いたらトイレに行っておきましょう。グラストンベリーまではバスで約1時間30分かかります。寒い冬に行く場合は特に重要です!
バスは先払いで、一律でなく行き先別料金変動料金ですので乗る時にバスの運転手に行き先を伝えて切符を買います。グラストンベリーまでの往復切符を買っておくと少し安くなります。バスの道のりは長いですが途中小さなかわいらしい村々を通り抜けますので車窓の旅が楽しめます。
グラストンベリーに到着!街を散策&きのこの朝食
グラストンベリーのメインストリートにはパワーストーン、魔法アイテムなど、スピリチュアルショップがずらっと並んでいます。大きな通りではないですので普通に歩いて20分あれば往復できます。
どのお店も個性的で興味深いです。
しかし、日曜日の早朝でしたのでほとんどのショップは閉まっていました。
腹ごしらえのためHundred Monkeys Cafeに入ります。
きのこたっぷりのオープンサンドです。
その他にも、おいしそうなメニューが載っていました。トイレはカフェの裏手にあります。
おなか一杯になりエナジーチャージできました。グラストンベリー・トア(Tor)へ出発です。
グラストンベリー・トア(Glastonbury Tor)とは/ちょっぴり雑学
グラストンベリー・トアは、英国最大級のレイ・ライン(ley line)の位置に属しています。
古代の遺跡は神秘の力の道に沿って建てられたと考えられており、古代の遺跡群をつなぐようにイギリスの東西に描いた直線のことをレイ・ラインと言っています。ストーンヘンジもこのライン上に存在しています。
イギリス最西の都市ペンザンス地域に聖ミカエルの山/St.Michael’s Mountがあります。つまり大天使ミカエルの山です。レイ・ラインはこの山から、グラストンベリー・トア/Glastonbury Tor(聖ミカエルの塔)を通り、東のホプトン/Hoptonにある旧聖マーガレット教会を結んでいます。ことから聖ミカエルライン/St.Michael’s Lineとも呼ばれています。
グラストンベリー・トアへGo!/便利な道順つき
グラストンベリーのメインストリート付近にはトア(Tor)への案内サインが立っています。このサインが指している矢印↑マークの方向へ歩いていきましょう。
チックウェル・ストリート(Chikwell Street)を少し歩くと右手にこの建物が現れます。Abby Houseと呼ばれているみたいです。
さらに先に進みます。
しばらくするとこの交差点に来ますので、ここで左に曲がります。
少し歩いていくと、この景色が見えてきます。
さらに進み、10分ぐらい歩きます。
途中、左側に「Chalice Well」と書かれた施設が現れますが、帰りに寄ることにしてまずはトア(Tor)を目指します。
この看板が見えたら左に曲がります。
ここからゆるやかな坂道が続きますが、頑張って歩きましょう。
かなりの距離があります。
最初は民家がありますが、進んでいくとあたり何もなくなりますので、この道で合っているのかな?と不安になるかもしれませんが、このまま直進しましょう。
疲れてきた~と思った頃に右手にトア(Tor)が見えてきました。
ところが入り口はまだまだ先にあるのです。
やっと到着です。入場料はなく自由に入ることができます。
中に入ってトア(Tor)へ向かいますが、丘の上にありますのでまだまだ歩きます。
長い階段が続きますが頂上を目指します。
急な階段もあります。雨が降った後は大変滑りやすくなっているので慎重に上がります。
頑張ったご褒美は素晴らしい景色が広がっています!
ゼロ地場になっているのは聖ミカエルの塔の真ん中です。ぜひとも中に立って何かを感じてみてくださいね。
しかし丘の上は強風です。飛ばされないようご注意ください。
復路はジョン・レノンも訪れたチャリスウェル(Chalice Well)へ
グラストンベリー・トアへの道の途中に「Chalice Well」と書かれた施設があります。帰りに寄ろうと決めていましたのでトア(Tor)の滞在時間は短めに切り上げて丘を下りました。
入場料は大人£5.00。事前予約は不要です。
開園時間は毎日10:00~16:30(入場30分前まで)ですがクリスマスシーズンは時間が異なります。
「血の水」と呼ばれる鉄分いっぱいの水です。持参のボトルに持ち帰っても可です。
こちらの井戸は水が張っているのですが、キリストの最後の晩餐で使われた聖杯が沈んでいるといわれています。ダウジングをしている人も数名いました。
この銅像の前には腰を掛けられるようになっています。そしてここはチャリス・ウェルの中でも要チェックポイントです。なぜなら、
ジョン・レノンがここで座っていた時に、♪「Imagine」のイマジネーションが降りてきたといわれているからなのです。
この噴水は「無限」というタイトルがつけられています。
水が流れる音を聞きながら瞑想しました。毎日せかせか忙しくしているのも充実していていいことですが、静かに自分と向き合う時間も大切ですね。
施設の中にはショップもあり、書籍、パワーストーン、オラクルカード、CDなどスピリチュアルグッズが購入できます。筆者はオラクルカードを購入しました。
バス停で帰りのバスの時間を確認していましたのでタイミングよくバスに乗ることができました。
イギリスにはまだまだ紹介したいパワースポットがあります。今回はイギリス南西部のグラストンベリーを紹介いたしました。毎年6月中旬頃には野外ロックコンサートが開かれていることでも知られている街です。