イギリス最大の花の祭典チェルシーフラワーショー&今年から始まったナイトショー 2023 

ロンドン

お花好きな人、お庭好きな人なら、いつかは訪れたい憧れのイベント、

イギリス最大の花の祭典チェルシーフラワーショー!

毎年5月下旬の5日間のみのフラワーショーです。
この時期には国内のみならず世界中からも多くの人がロンドンに集まります。


私は3年越しにチェルシーフラワーショーに行くことができました。
その時の様子をご紹介したいと思います。

王立園芸協会主催チェルシーフラワーショーとは

初めて開催されたのは1913年、春のフェスティバルとしてスタートしました。
今では毎年ロイヤルファミリーが訪れる恒例イベントとなりました。

メインはお庭。
応募して選ばれた個人や団体が、その年のフラワーショーのテーマに沿ったお庭を披露します。

毎年優秀なお庭には金メダル、銀メダル、銅メダルが授与されます。
庭師にとって名誉ある賞です。

フラワーショーの場所はロンドンのチェルシー地区にある
ロイヤル・ホスピタル・チェルシー(病院)のお隣の大きな公園で開催されます。

入場口は、北のGarden Gate エントランスと、南のBull Ring Gateエントランスの2か所あります。
お友だちやお知り合いと待ち合わせするときはどちらのゲートで会うか確認を!

Tube(地下鉄)を使うのでしたらスローン・スクウェア(Sloane Square)駅が近いです。

チケット購入について

開催の半年以上前からRHSのホームページにてオンライン発売されます。
ちなみに2024年のチケットは2023年の秋に発売されるとのこと。(公式サイトより)


ショーは5日間ですが、
メンバーだけが入場できる最初の2日間
メンバーと一般が入場できる後半の3日間となっております。

ということは、会員以外の一般の方が参加できるのは3日間のみです。

チケットの種類は、
メンバーズのみが購入できるチケット、一般も購入できるチケットが存在しています。

メンバーズデー 1日券(朝8時から夕方まで)
メンバーズデー 半日券(午後3時から夕方まで)
メンバー 一日券(朝8時から夕方まで)
メンバー 半日券(午後3時から閉園まで)
一般 一日券(朝8時から夕方まで)
一般 半日券(午後3時から閉園まで)

時間や予算をみて選んでください。

会員はRHS会員のことでして、

 ・メンバーズデーに入場できる

 ・一般よりも安くチケットを購入できる

 ・チェルシーフラワーショーだけでなくRHS主催の他のフラワーショーもメンバー適用される

 ・申し込みして会費を払えばだれでも会員になることができる(1年更新)
  ちなみに最初の1年は少しお安い会費で会員になれます

メンバーだけが入場できる最初の2日間は

  ✔ お花の状態がとてもいい

  ✔ 入場者数が比較的少ない

ということで、とっても人気のチケットです。メンバーズデーのチケットはお早めに。

2013年のフラワーショーの内容

では、スローン・スクウェア駅から歩いて、Gardenゲートから入場する場合の流れを
ご説明します。

まず、ゲートに到着しましたらチケットを用意してくださいね。

前に進み、セキュリティーチェックがあります。
バッグの中身をすぐに見せられるようにファスナーやボタンを開けて待ちます。

その後、入場口にいるスタッフに、チケットのバーコードを読み取ってもらい中に入ります。

入場しますと、

ゲートからメイン会場までの道には、ガーデングッズ、カフェ、フラワーショー公式ショップ
など、テントショップがぎっしりと並んでいます。

目移りしそうなお花グッズが売っていたり、見るだけでも楽しい空間となっています。

公式ショップでは、ティータオル、マグカップ、エプロンなど
毎年デザインが変わりますので集めているかたも多いかと思います。

フラワーショーの記念に、お気に入りが見つかるといいですね。



が、
1店舗ずつ見て行くと時間がかかってしまいますので
先にメインのお庭を見に行きましょう。

各参加者が決めたテーマに合わせて丁寧に造られたお庭が紹介されていました。

どこからそのアイデアが出てくるのでしょう。

どのお庭も素敵でした。




屋内の会場では花づくりをしている業者さんたちの見本市、やフラワーアレンジが展示されています。

こちらは王冠をモチーフにした大きなフラワーディスプレイです。

バラで有名なジェーン・オースティン


盆栽や、

菊のディスプレイも

トイレは会場内の隅っこのほうにあります。
そのため、見つけたら後からと思わず、先に行っておいた方がいいです。

ちょっと割高ですが、食事やドリンクを販売している売店がありますので休憩ができます。

2023年から始まったナイト・フラワーショー

2023年からは金曜日の夜に初めてナイトショーが開催されました。
こちらは会員限定入場です。


ステージもあり、ライブミュージックに合わせて一緒に歌ったり、踊ったり盛り上がっていました。

ナイトショーが開催される日は、通常と少し異なりまして、
ナイトショーのチケットを持っていないメンバー、一般チケット入場の方は、17:00には退場ということになっていました。

ナイトショーのチケットを持っているメンバーは17:30から入れ替えで入場でき、閉園の22:00まで会場内で楽しむことができます。

イギリスの夏は夜8時を過ぎても明るいです。ゆっくり鑑賞できます。

といっても、お庭や展示会、露天ショップ、テイクアウト売店は19時頃には
少しずつクローズしていきました。

そして、人々は徐々にナイトショーの特設会場に流れて行く、という感じでした。



ナイトショー会場という特別のエリアもありまして、入り口でナイトショーのチケットを持っている入場者のみが入れるようになっています。
ここで再びチケットのチェックがあります。



中にはいると、ボランティアさんたちが一人ずつに フラワークラウンを手渡していました。

わたしももちろん受け取りました。


どなたかがこの日のために、せくせくと一つずつ手作りしてくれたのだな、と思うと
なんだか感謝の気持ちがわきました。



多くの男性も頭の上にちょんっと載せていてかわいかったです。

ステージもあり、ライブミュージックに合わせて一緒に歌ったり、踊ったり盛り上がっていました。

こちらの売店には昼間よりお洒落な感じです。
テイクアウトフードもロブスターサンド、ワインなどちょっぴり大人なメニューでした。



日が暮れたころに、ライトアップされ、
なんだか幻想的でした。

まとめ&ワン・ポイント・アドバイス

・チェルシーフラワーショーに行くと決めたら、常にRHSのサイトをチェックしましょう

・チケットが発売されたら日にちを確認し購入しましょう

・ホテルの予約をしましょう

・たくさん歩きますので歩きやすい靴を履いていきましょう

・女性はお花の柄のワンピースを着ている人が目立ち、とても華やかでした。
 もしお花柄のお洋服を持っていましたら、着て行って、フラワーショーを盛り上げましょう

また、BBCではフラワーショーの状況を毎日放映しているそうです。
行くことができなかったお花好き、庭好きにはありがたいサービスですね。

©All photos taken by happy life tabi 2023

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